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1992年、知世さんは鈴木慶一さんと出逢い、彼女自身の新しい音楽を拓くアルバム「Garden」をリリースします。
そうして慶一さんと取り組んだ2枚目が、初のカバーアルバムとなる「カコ」でした。
これは主に60年代のヒット曲からセレクトされています。

雲2


「THE END OF THE WORLD」/「カコ」(1994年)
スキーター・デイヴィス、1962年のヒット曲。
彼女は、カントリー・シンガーなんですね。この曲も実はカントリーなのだとか。
こうなってくると、カントリーとポップスの境目がわからなくなってきます。
いろいろカバーされているようですが、おれにとってはカーペンターズのカバーが印象的でした。
スキーター・デイヴィスは、2004年、72歳でその生涯を終えられたのだそうです。

Skeeter Davis "The end of the world"


「UN BUCO NELLA SABBIA」/「カコ」(1994年)
イタリアン・ポップスの歌姫ミーナ、1964年のヒット曲。
当時いかにも60年代っぽくパンチをきかせたり、その後いかにもカンツォーネっぽく朗々と歌いあげたりするミーナにしては、可愛らしい曲のような気がします。
当時、彼女のこの曲や「月影のナポリ(Tintarella di luna)」などは、弘田三枝子さんらに歌われて日本でもヒットしたそうで、ミーナも日本語で歌っています(邦題:砂に消えた涙)。

Mina ”Un buco nella sabbia”


「THE LITTLE BIRD」/「カコ」(1994年)
その昔、ウッチャンナンチャンと共演したコントで知世さんが演じた“峰知世”はもちろん「ルパン三世」の峰不二子のパロディですが、その峰不二子のモデルとなったと噂されているのがマリアンヌ・フェイスフルです。
が、原作者モンキー・パンチさんの脳裏に彼女のイメージがあったとは言えません。
ただ、アニメの1stシリーズの演出を担当した大隅正秋さんの中に、
映画「あの胸にもう一度」(1968年)で彼女が演じたオートバイで疾走する女性のイメージがあったようです。
エンディングでも、バイクを駆っていた峰不二子にピッタリ。

そのマリアンヌ・フェイスフルが、金髪のいわゆる“カワイ子ちゃん”としてデビューした翌年1965年にヒットさせたのがこの曲。
マリアンヌ・フェイスフルとそのデビュー曲についてはまた後ほど触れることになります。

Marianne Faithfull "This little bird"



「WINCHESTER CATHEDRAL」/「カコ」(1994年)
「ボードヴィル」というのは、その起源を15世紀にさかのぼれるほど歴史のあるものなんだそうです。
その頃「シャンソン・ドゥ・ヴォウ・ド・ヴィル」(フランスのヴィル地方のシャンソン[小唄])が大ヒット。
その音楽に、踊りやパントマイム、寸劇、さらには曲芸まで加わっておもしろおかしくお客を楽しませようとした軽喜劇がボードヴィル。
あの劇作家チェーホフも、実は「素晴らしいボードビルを書きたい」と言っていたのだとか。
アメリカでも1920年代に盛んに行われたそうで、そんなボードヴィルショーの音楽の復活を企てた(?)のが、イギリスの“ニュー・ボードヴィル・バンド”。
彼らが1965年にリリースして翌66年に世界的ヒットとなったのが、「Winchester Cathedral」(ウィンチェスターの鐘)でした。
どこかノスタルジックで、ユーモラス。
そんな味わいは知世さんのカバーにも受け継がれているようです。
が、歌詞は、悲痛な失恋ソングなんですけどね。
この映像では、前半は、「Peak a boo」という曲が歌われているようです。

The New Vaudeville Band "Winchester Cathedral"



「BOTH SIDES NOW」/「カコ」(1994年)
1968年ジュディ・コリンズのヒット曲。
邦題は「青春の光と影」。
ほんとは「ある愛の考察~青春の光と影~」という理屈っぽいタイトルだったのだとか。
そのヒットのためでしょうか、この曲が主題歌として使われた映画「Changes」のタイトルも日本では「青春の光と影」として公開されたそうです。
そして、当時無名だったカナダのシンガーソングライター、ジョニ・ミッチェルもこの曲の作者として脚光を浴び、翌69年のセカンド・アルバム「Clouds」でセルフカバーしています。
この「Clouds」も日本では「青春の光と影」というサブタイトルが付けられたそうで、ヒットの影響とはいえ「青春の光と影」という言葉が何かイメージを喚起させるものがあったのでしょう。
知世さんのカバーは、ジョニ・ミッチェルの歌い方に近いようです。

Judy Collins "Both Sides Now"


Joni Mitchell "Both Sides Now"



「ELECTRIC MOON」/「カコ」(1994年)
ドノヴァン作詞作曲の曲をクロディーヌ・ロンジェが歌っています(「We've Only Just Begun( 愛のプレリュード)」1970年)。

クロディーヌ・ロンジェはフランスで子役の頃から活躍していた女優さん。
歌手アンディ・ウィリアムスが来仏した折に知り合い、結婚。アメリカに渡ります。
その歌声を聞いた夫アンディが歌手になることをすすめ、デビュー。

その後、アンディと離婚し、プロスキーヤーと再婚。
が、1976年、銃の手入れをしている際に暴発が起こり夫が事故死。当時は「殺人か?」と騒がれ、以来音楽活動からは遠ざかっているようです。
彼女の声をまた聴きたいと願っているファンは少なくないと思うのですが。

彼女の魅力を伝える動画をアップします。
映画のワン・シーンのようですね。

Claudine Longet "Nothing to lose"






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