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えーと、いわゆる、なんていうか、O3(オースリー)な日々。

原田知世さん(=O3《オースリー》)にまつわる事どもを、 ミーハーなファンが書き散らかしています。

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原田左斗志句集より(2)

俳句は、生そのものを、そのままに写す。
──「写生句」ということを、どこかで聞いたような気がします。
当たり前のことを、そのまま当たり前に詠んでるだけなのですが、
その目の付けどころ、観察眼の確かさに、うううむと思わずうなってしまいました。
思わずうなってしまった、そんな「写生句」と思われる句を、2句。






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原田左斗志「天に滴る葡萄群」より



【畦(あぜ)】:誰でも知っていると思いますが、水田と水田のあいだに泥土を盛り上げて
  水が流れ出ないように作った境の小さな堤のことですね。
  そこに通路を作るとあぜ道になります。
【真直】:たぶん「ますぐ」と読むのだと思います。
【曼珠沙華(まんじゅしゃげ/まんじゅしゃか)】:秋分の日のお彼岸の頃に咲くので、
  「彼岸花」とも呼ばれます。
  球根も茎も有毒なため、堤に穴を開けるノネズミやモグラを寄せ付けないように
  畦に植えたのだという説もあるようです。

src_12779362.jpg 

農地の地形によっては曲がった畦(あぜ)もありますが、
整地された四角い田んぼを縁取る畦はたいていまっすぐです。
畦がまっすぐ。だから畦に咲く曼珠沙華は、まっすぐに並んで見えるというのです。
なるほど、当たり前と言えば当たり前。
けれどその当たり前を、スコーンと指摘されると、目から鱗です。

「ますぐ」「真直」と、ひらがな漢字を取り混ぜて、視覚的には単調さを避けながら、
「ますぐ」という語のくりかえしがリズムを生んで心地よい流れとなり、
五七五の当たり前の言葉がストレートにスーッと胸へ飛び込んできます。
するとまっすぐに並んで紅く鮮やかに咲き誇る曼珠沙華の情景が、
くっきりと胸の内に像を結ぶのです。







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原田左斗志「葡萄群その後」より



【蟷螂(とうろう)】:カマキリ。
【翅(はね)】:一般に、鳥など、羽毛のあるはねは「羽根」と書き、
  昆虫などの薄い膜状のはねは「翅」と書くようです。

yun_3957.jpg 

草の陰にひそむように暮らしているバッタなどは、人間の足音や気配を察すると、
ジャンプしたり、翅(はね)を広げて逃げていきます。
ところが、ゴキブリやカマキリなどは、人間の存在が気にならないのか、たまたまなのか、
とつぜん飛んできて、私たちのすぐ近くに降り立つことがあります。

そのサアッと降り立つ感じを、「青く来て」と、一言で言い表してしまう巧みさ!

確かに、とんでもない方向からとつぜん飛んで来られると、一瞬それが何者なのかわからない。
何か青々とした小さなものとしか認識できません。
それが「青く来て」なんですね。

そして「青く来」た何かを見ると、カマキリであることがわかる。
しかしカマキリは、たいてい人間に見られてもおかまいなしで、
飛行着陸を終えた後は、一仕事やり遂げた体(てい)で、
薄い翅(はね)をいかにも落ち着きながら、ていねいに折り畳んでいたりするわけです。
その“動”から“静”へと変わる間。

「なんだ、おまえさんかあ」と、指で小突いたりすると、
まさしく「蟷螂の斧」でファイティング・ポーズを作り、
ひとしきり遊び相手になってくれたりもします。

この句を読むと、飄々としながらすまし顔をした、そんな三角頭の彼の表情まで、
いきいきと浮かび上がってくる気がします。














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  1. 2018/01/06(土) 07:29:00|
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